損害額の算定基準その4 〜弁護士基準・裁判基準・赤い本・青い本その2〜

hanya.jpg東京の裁判所では「赤い本」を,それ以外の全国の裁判所では「青い本」を使うのですか?

 


01dog.jpg東京周辺ではほぼ「赤い本」を使うが,それ以外の全国の裁判所でも「赤い本」を使うことが珍しくない。もっとも,元々どちらも裁判所を拘束する基準ではなく,あくまで裁判所が損害算定で参考にするという位置付けに過ぎない。


mumutt.jpg赤い本青い本って本の表紙の色から付いた通称なんですよね。

 


02dog.jpgそうだ。その他に日弁連交通事故相談センターの愛知県支部が「黄色い本」と呼ばれる『交通事故損害賠償額算定基準』を出していて,名古屋地裁ではこれを参考にする場合がある。また,大阪地裁民事交通訴訟研究会が『大阪地裁における交通損害賠償の算定基準』を出していて,大阪地裁ではこれが使われる。特に色による通称はなく「大阪基準」などと呼ばれるようだ。


mutt.jpg色々あるんですね。

 


03dog.jpg他にも,物損についてオートガイド社発行の「レッドブック」と呼ばれる中古車価格月報誌がよく使われる。これを「赤本」と通称する場合があって「赤い本」と少し紛らわしいが,レッドブックのほうは事故車両の全損時価額等の算定場面でのみ用いられるものだ。


hanya.jpg交通事故紛争処理センターでも「赤い本」や「青い本」を使うのですか?

 


01dog.jpg交通事故紛争処理センターの場合,関東の本部・支部では「赤い本」を,その他の地域の支部では「青い本」を用いることが多い。

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